金 4,465円 (-38)

プラチナ 4,933円 (-57)

8/19、ニューヨーク市場の金相場は反落した。米国債利回りの上昇を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が来月の金融政策見直しに傾いている可能性があるとの見方が浮上した。相場は最近、米金融政策の見直し時期をめぐる不安を背景に急伸。1オンス=1350ドル突破を契機にテクニカルな買いが入ったことや、金上場投資信託(ETF)への資金流入も相場を押し上げてきた。トレーダーらによると、当面は今週発表される7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が手掛かりとして注目される。HSBCのジェームズ・スティール氏は「取引の夏枯れを踏まえると、相場はFOMC議事要旨公開を控え、不安定な状況が続く公算が大きい」と語った。金現物は米東部時間午後4時18分時点で0.7%安の1365.54ドル。一時、2カ月ぶり高値となる1384.10ドルまで上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物12月きりは、5.30ドル安の1365.70ドルで引けた。出来高は30日間平均を30%下回った。東京貴金属の金相場は3営業日続伸。日中立ち会いは、先週末16日のニューヨーク金先物相場高を受け手じまい買いが先行して始まった。その後は決め手材料に欠ける中、もみ合いが続き、中心限月2014年6月先ぎりが前週末比40円高の4322円、ほかは同39~51円高で取引を終えた。銀は海外高を映し、夜間立ち会いで約定された12月きりを含め同90銭~1円高と上伸。8月当ぎりは出合いがなかった。白金は同12~28円安と8営業日ぶりに反落。NY時間外の引き締まりを背景に高寄りした後、NYが下落歩調をたどったことから買方の手じまいが出た。パラジウムは同1~22円高と上昇。8月当ぎりは約定されなかった。