金 4,347円 (+4)

プラチナ 4,786円 (+64)

8/1、ニューヨーク市場の金相場は4営業日続落。強めの内容の米製造業指標に加え、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、ユーロ圏の政策金利が長期間低い水準にとどまる見込みと明言したことを受けたドル高が金相場を押し下げた。一部のトレーダーは、7月の米雇用統計で重要視される非農業部門就業者数の発表を2日に控え、模様眺めを続けた。同統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)が計画する量的緩和縮小に関するさらなる手掛かりになるかもしれない。エコノミストらは同就業者数が18万4000人増になり、失業率が4年超ぶりの低水準近辺に下がると予想している。ドラギECB総裁の政策金利見通しに関する発言を受けてドル指数が1%上昇する中、ドル建ての金塊相場は下落した。FRBは30、31の両日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開いたものの、月額850億ドル規模の債券買いが近く終わるとの兆候を示さなかった。しかし、1日に発表された7月の米ISM製造業景況指数など、強めの内容の経済指標は、FRBが年内に量的緩和縮小を始めるとの投資家の見方を支援するものになった。VTBキャピタルのアナリスト、アンドレイ・クリュチェンコフ氏は「FRBについては、起きるかどうかではなく、いつ起きるかという問題だ。強めの経済指標が続いていることは、FRBに行動するよう、少なくとも債券買いを縮小するように促す圧力が増すだけだ」と語った。金現物相場は米東部時間午後3時13分(1913GMT)時点で10.99ドル(0.8%)安の1オンス=1311.50ドル。アナリストらによると金は現在、1304ドル超の水準にある、20日移動平均の下値支持線を試している。上値方向では1326ドルにある50日移動平均付近の上値抵抗線に直面する公算が大きい。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは1.80ドル(0.1%)安の1311.20ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を25%ほど下回る水準。米株価が大きく上昇したことも、投資ヘッジとしての金の魅力を弱めた。S&P500株価指数は史上初めて1700の大台に乗せて終わった。アナリストらによると、米短期金利の指標とされる米国債利回りが上昇していることも金を強く圧迫したという。一方、金にとってより上向きな材料としては、世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有高が、31日時点で5日連続で変わらなかった。金ETFの金保有高は今年に入って600トン近く減っており、相場を押し下げていた。東京貴金属の金相場は3日ぶりに反落。中心限月の2014年6月先ぎりは前日比14円安の4187円で大引けた。ニューヨーク相場安を受けた手じまい売りに安寄りした。その後は、為替の円安・ドル高を眺めて引き戻す場面もあったが、全般はもみ合いに終始した。他限月の終値は同11~19円安。銀は様子見となり、同10銭安~10銭高と小幅まちまち。14年2月きりは約定されなかった。白金は同15~41円高と反発。NY時間外高を映して高寄り後、円安を背景に水準を切り上げた。パラジウムは見送られ、14年2月きりが同変わらず、14年6月先ぎりが同4円高となった。