金 4,343円 (+4)

プラチナ 4,722円 (+16)

7/31、ニューヨーク市場の金相場は荒い値動きの中を下落した。序盤では予想より強い内容の米国内総生産(GDP)統計を受けて大幅下落した後で、米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)が債券買いが近く終わる兆候を示さずに終わったことでトレーダーらが安心する中、相場は下げ幅を縮小した。金相場は7月月間では7%超の上昇となり、月間ベースでは2012年1月以来の高い上昇率だった。6月までは3カ月連続で大幅下落を記録していた。FOMC後の声明でFRBは、米経済は回復しつつあるが、まだ支援が必要との認識を示した。月850億ドル規模の、国債などの資産の購入を続けると表明。最近の住宅ローン金利の上昇や財政政策を問題点として挙げた。ただアナリストらは、金塊は配当も利息も発生しないため、金利に対して非常に敏感であり、相場は引き続き圧迫される可能性があると述べた。RBCキャピタル・マーケッツの先物グループの世界戦略・実行ディレクター、エド・ラシンスキー氏は「FRBがなお量的緩和を縮小する方向にあるとのきょうのシグナルは、ある時点で金利が上昇することを示す」とした上で、「それは金にとっては弱材料であり、相場がここから大きく上げる可能性を限定するだろう」と語った。同氏は現在の上昇局面の天井を1オンス=1330~1350ドルとした。金現物相場は米東部時間午後4時15分(2015GMT)時点で2.58ドル(0.2%)安の1324.11ドル。一時は1週間超ぶりの安値となる1305.30ドルまで下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、FRB声明が発表される前に、11.60ドル(0.9%)安の1312.40ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を5%ほど上回る水準。金の投資家は現在、FOMC声明で低いインフレ率への懸念が示された部分を消化している。FRBは「委員会は、インフレ率が目標の2%を下回り続ければ経済活動へのリスクになる可能性があると認識するが、インフレ率が中期的には目標に近づくと予想する」と述べた。FOMC声明の前には、4~6月期の米GDP伸び率が予想外に強い数字となり、FRBが量的緩和を縮小するとの懸念が浮上し、金相場は1%近く下落していた。東京貴金属の金相場は総じて小幅続伸。中心限月2014年6月先ぎりは前日比5円高の4201円、他限月は8月当ぎりの同2円安を除き、同3~5円高で取引を終えた。日中立ち会いは、為替の円高・ドル安を受け、手じまい売りが先行、安寄りした。その後は、ニューヨーク金時間外相場の上伸を眺めて切り返したが、円相場の引き締まりを背景に引け際に伸び悩んだ。銀は小幅まちまち。終値は同70銭安~20銭高。10月きりは出合いがなかった。白金は同7~24円安と反落。NY安と円高を映し、売り先行で始まった後、NY時間外がプラスに転じたことから期先中心に水準を上げた。ただ、円が引き締まったのを映して、結局、全限月がマイナス圏で取引を終えた。パラジウムは期先3限月が同17~25円安。