金 4,296円 (+4)

プラチナ 4,733円 (-9)

7/16、ニューヨーク市場の金相場は反発した。米国の物価上昇圧力に安定の兆候が見られることから、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和の縮小を開始するのは早期ではなく、今年終盤になるとの観測が高まった。FRBのバーナンキ議長が17、18両日に行う予定の半年次金融政策報告に関する議会証言で、毎月の資産買い入れの縮小ペースやタイミングに関して一段と踏み込んだ考えを示すかどうか、投資家は引き続き注目している。米労働省はこの日、6月の消費者物価指数(CPI)が0.5%上昇したと発表。金相場はこれを受けて一段高となった。商品ブローカー、マレックス・スペクトロンのカルロス・ペレスサンタラ氏は「CPIはFRBが望んでいたものより低かったので、金市場は量的緩和縮小が遠のいたと受け取った」と話した。金現物相場は米東部時間午後2時40分(1840GMT)時点で、8.57ドル(0.7%)高の1オンス=1290.56ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは6.90ドル(0.5%)高の1290.40ドル。出来高は30日平均を約30%下回った。金相場は先週、5%高となったが、年初来では依然として23%安。物価が上昇しない上、バーナンキ議長が6月に量的緩和縮小を示唆したことで、ファンド筋の手じまい売りが膨らんだ。資金逃避先やインフレヘッジとしての金の魅力は今年に入り、ドル高の進行や株式相場の上昇、国債利回りの改善をはやして薄れており、金上場投資信託(ETF)からの急激な資金流出につながった。ロイター通信が調べた上位八つのETFは今年、1900万オンス(240億ドル)ほど保有高を減らした。年初からは25%減少した。東京貴金属の金相場は反発。終値は中心限月2014年6月先ぎりが前営業日比34円高の4115円、他限月は同33~35円高。日中立ち会いは、15日のニューヨーク金の上昇と為替の円安・ドル高を受けた手じまい買いに高寄りした後、円相場をにらんでもみ合った。銀は約定された期先2限月が同変わらず~40銭高。白金はNY高を受けて3営業日続伸。高寄り後、利食い売りに上げ幅を削ったものの、同58~63円高で引けた。パラジウムは同47~52円高。8月当ぎりは出合いがなかった。