金 4,282円 (+53)

プラチナ 4,682円 (+60)

7/10、ニューヨーク市場の金相場は激しい値動きの中、小幅続伸して引けた。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、量的緩和の縮小に踏み切る前に、雇用市場の土台がしっかりしているかどうかの再確認を求めるべきだとの意見が多かったことが分かり、これが材料視された。ただ、ドル安や米原油先物高など前向きな材料があるにもかかわらず、金現物は序盤の上げ幅を維持できなかった。金相場は、FOMC議事録の発表を受けて上昇に転じた。議事録で、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の資産買い入れ規模縮小に踏み切る考えを固めているわけではない可能性が示された。金融市場では、FRBが買い入れペースを落とし始めるのは恐らく9月だろうとの意見でおおむね一致していた。シカ・ウェルスの最高投資責任者(CIO)、ジェフリー・シカ氏は「FOMC議事録を受けて金は良い方向に反応しており、量的緩和策がかなりの期間にわたって延長されることがはっきりした」と述べた。金現物は米東部時間午後3時47分(1947GMT)時点で、前日終値比3.79ドル(0.3%)高の1252.63ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、議事録発表前に1.50ドル(0.1%)高の1247.40ドルで終了。ロイター通信の予備データによると、出来高は19万2000枚と30日平均を約5%下回った。米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズが9日、イタリアの信用格付けを一段階引き下げたことで、トレーダーらは金の安全資産としての需要が一定程度支えられたと指摘している。RBCキャピタル・マーケッツ副社長のジョージ・ジェロ氏は、10年物の米国債価格がふるわず、利回りが上昇したことも金の重荷になったと話した。東京貴金属の金相場は反落。日中立ち会いは、買方の手じまいが先行して始まった。その後、ニューヨーク金先物の時間外が、東京商品取引所の寄り付き時水準を下回って推移した上、円相場が引き締まったことから下げ幅を広げ、中心限月2014年6月先ぎりが前日比55円安の4038円、ほかが同53~59円安で取引を終えた。銀は期先2限月が同1円10銭~1円60銭安と反落。白金も同65~72円安と軒並み反落。NY時間外の上値の重さを眺め軟調に始まった後、NY時間外安や円高を受け一段安となった。パラジウムは期中以降が同16~21円安で引けた。