金 4,198円 (+3)

プラチナ 4,540円 (-68)

7/3、ニューヨーク市場の金相場は反発。米国の経済指標が強弱まちまちだったほか、エジプトやポルトガルの政治的混乱がリスク回避につながり、ドルに対する売り圧力が強まった。4日の米独立記念日に伴う休場や5日の6月米雇用統計の発表を控え、ポジションを積極的に傾ける意欲に乏しく、商いは薄かった。金現物は一時、1.5%高の1オンス=1259.60ドルの高値まで値を上げた後、米東部時間午後2時55分(1855GMT)時点では、0.93%高の1252.91ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、8.50ドル高の1オンス=1251.90ドルで引けた。VTBキャピタルのアナリスト、アンドレイ・クリュチェンコフ氏は「この日の金相場の強さは、ドル相場や株式相場と関係が強い。ユーロ圏の指標も悪く、米国の指標はまちまち。ポルトガルやギリシャに対する懸念も根強い」と話した。ポルトガル政府の混乱やギリシャの次回支援融資をめぐる不安から、欧州債務問題に対する市場の関心が再び高まり、エジプトの政情不安と交え、安全資産に対する買いが一部で強まった。一方、良好な一部の米経済指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の量的緩和縮小観測が再び強まり、金相場はこの日の高値から上げ幅を縮小した。米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した6月の全米雇用報告は予想より好調だったほか、週間新規失業保険申請件数は2週連続で減少となった。一方、米サプライ管理協会(ISM)が発表した6月の米非製造業景況指数は、約3年ぶりの低水準になった。アナリストらは、5日発表の6月雇用統計について、非農業部門就業者数が16万5000人増と予想。バンクオブアメリカ・メリルリンチのアナリスト、マイケル・ウィドマー氏は「雇用統計がFRBの量的緩和縮小につながる程度に好調で、目先のインフレ圧力を懸念するほどに強くなければ、金相場に対しては悪材料だ」と話した。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに小反落。日中立ち会いは、2日のニューヨーク金先物相場の下落を受け手じまい売りが先行して始まった。その後、NY金時間外の伸び悩みなどを眺め始値を挟んで推移した。中心限月2014年6月先ぎりは前日比5円安の4039円、ほかが同4~9円安で取引を終えた。銀は同10銭安から20銭高と小幅まちまち。白金は10月きりの同9円高を除き、同4~14円安と総じて3営業日ぶり反落。NY時間外高と円安に前日比プラス圏で寄り付いた後、同時間外が値を消したことから売り優勢に転じた。パラジウムは同19~36円高と上昇。