金 4,116円 (+138)

プラチナ 4,465円 (+131)

6/28、ニューヨーク市場の金相場は四半期末のショートカバー(空売りの買い戻し)で2%超上昇した。それでも第2四半期の金相場は四半期ベースで、少なくともここ45年では最大の下落を記録した。米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を縮小する可能性があるとの懸念から売られた。金相場がこの日2%超上昇したことは、マクロ経済ニュースの乏しさや、他の商品(コモディティー)や金融市場で劇的な動きがなかったことを考えれば、好感できる値動きと言える。28日の上昇をもってしても、金は第2四半期に23%値下がりし、ロイター通信の統計によると、少なくとも1968年以降最大の下落となる。一部の投資家は、金相場が反発する可能性を考え、ショートポジション(売り持ち)を積極的に手じまった。一方、27日に2%下落した後で、ポジション調整を行った投資家もいた。ファンド筋が期末のお化粧買いで、ポートフォリオ内容を良く見せようとした。AISグループのジョン・フメル最高投資責任者(CIO)は「下げ過ぎた。これが底値か確かではないが、非常に近いところにいる」と語った。金現物は米東部時間午後2時38分時点で、26.97ドル(2.2%)高の1オンス=1226.46ドル。2010年8月以来の安値1180.71ドルから大きく切り返した。1日の上昇率としては5月20日以来の大きさとなる。金の相対力指数(RSI)は28日に28に上昇したが、依然として30を下回っており、これはテクニカル分析上は売られすぎの領域となる。金相場が27日に約3年ぶりに1200ドルを割り込んだことで、不安な投資家らは、一段の下落へのヘッジとして、プット・オプションを購入した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、12.10ドル(1.0%)高の1オンス=1223.70ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は約31万枚と、30日平均の半分近い水準。トレーダーらによると、COMEXの金の建玉は1%増の約40万枚となり、売りポジションを積み増した市場参加者が増えたことを示唆しているという。バーナンキFRB議長がFRBの債券買い縮小の道筋を示した先週以来、金相場は約200ドル下落するなど売り込まれた。ディーラーや宝飾業者筋は、4月の2日間で200ドル急落して現物需要が急増した後で、世界中の消費者はこの直近の相場下落をもってしても、買いに及び腰だと指摘した。東京貴金属の金相場は6営業日続落。中心限月2014年6月先ぎりは前日比79円安の3836円、他限月は同74~81円安で終了した。27日のニューヨーク金が1200ドルの大台を一時、割り込んだことから、急落して寄り付いた。その後も同時間外の下げになびき、先ぎりは午前中に3750円と約2年3カ月ぶりの安値を付けたが、売り一巡後は手じまい買いに下げ渋り、終値は日中始値を上回った。銀は同20銭~90銭高としっかり。おおむね安寄りした後、金の戻りを眺めて切り返した。白金は反落。金相場安を眺めて安寄りし、その後も下値を追ったが、取引中盤から全般に下げ幅を縮める展開になった。終値は同17~32円安。パラジウムは同29~50円高と上伸。8月当ぎりは約定されなかった。