金 3,999円 (-31)

プラチナ 4,334円 (+32)

6/27、ニューヨーク市場の金相場は2%下落した。月末のポジション整理と、機関投資家による絶え間ない手じまい売りにより、金は約3年ぶりに1オンス=1200ドルを下回った。金は序盤での上昇分を消し、相場が1225ドルを割り込むとストップロスの売りが誘われて下げ足が加速した。金相場は10日間で200ドル近く下落。年初来では28%超下げており、第2四半期は25%安となる見込みで、四半期ベースで少なくとも1968年以来の大幅下落となる。他の貴金属や商品相場が上昇し、通常なら金買いを促すはずの米国債10年物利回りの低下(2.5%割れ)にもかかわらず、金相場は下落した。アナリストらは、市場のファンダメンタルズとは関係ない手じまい売りや、四半期末でファンド筋がポートフォリオの内容を良く見せようとするための売りが出ていると指摘した。投資信託で約5億ドルの資金を運用するマーク・ファンズの最高投資責任者(CIO)、アクセル・メルク氏は「下げ続ける商品を買って損をしたくはないので、潜在的な買方は買いを手控え、四半期末の報告書に金を載せたがらない」と説明した。金現物は米東部時間午後4時07分(2001GMT)時点で、25.73ドル(2.1%)安の1オンス=1199.51ドル。一時は2010年8月12日以来の安値となる1197.1ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは18.20ドル(1.5%)安の1211.60ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は27万枚と、30日平均の21万4000枚を上回る水準。ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)理事はそれぞれ27日の講演で、量的緩和が近く縮小されるとの投資家の見方をけん制するような内容の発言を行ったが、市場は材料視しなかったもよう。一方で米アトランタ連銀のロックハート総裁は、経済成長が予想を上回り、失業率が急速に低下した場合、FRBが想定よりも早期の債券買い縮小を検討する可能性があると述べた。投資家から注目されている、世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有は26日はほぼ変わらずだった。25日には今年2番目の大幅減少を記録し、4年超ぶりの低水準となっていた。東京貴金属の金相場は5営業日続落。中心限月2014年6月先ぎりが前日比17円安の3915円、他限月は同16~21円安で取引を終えた。日中立ち会いは、26日のニューヨーク金先物相場の急落を受け、弱気や手じまいの売りに押されて始まった。その後は、NY金時間外相場が上昇し、水準を切り上げたのを眺め、下げ渋った。銀は同70銭安~40銭高とまちまち。白金は同16~40円高と5営業日ぶりに反発。NY安や金相場安を映して安寄りしたが、NY時間外の上昇を眺め、切り返した。パラジウムは同30~66円安と下落。