金 4,183円 (-16)

プラチナ 4,419円 (+49)

6/25、ニューヨーク市場の金相場は下落した。米国から住宅や消費者信頼感など強めの経済指標が相次いだことがドル相場を5営業日連続で押し上げ、米連邦準備制度理事会(FRB)が数カ月以内に量的緩和を縮小する可能性があるとの見方が強まったことが背景。ニューヨーク時間午前中に発表された5月の米耐久財受注が予想より強めの内容だったことを受けて投資家は金売りを再開し、株やその他、リスクがより高い資産に投資対象を移す動きを続けた。また、米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが同日発表した6月の米消費者信頼感指数や、米商務省が発表した5月の新築一戸建て住宅販売件数が力強い内容だったことで、金相場は日中安値の1オンス=1271.31ドルを付けた。中国人民銀行(中央銀行)が25日、市場の流動性逼迫(ひっぱく)懸念を和らげる方向の発言を行ったことで、金相場は上昇していたが、強めの米経済指標がそれを帳消しにした。金現物相場は米東部時間午後3時28分(1928GMT)時点で5.93ドル(0.46%)安の1オンス=1275.09ドル。一時は1288.80ドルまで上げていた。金相場は引き続き、他の貴金属や原油、銅相場をアンダーパフォームした。金塊ブローカー、シャープス・ピクスレーのロス・ノーマン最高経営責任者(CEO)は「金は反発力を幾分失ったように見える。売られた後であまり反発していない。良いニュースがあっても、値動きに力強さがない。またきょう示された一連の予想は金にとって良い内容ではない」と説明した。モルガン・スタンレー、クレディ・スイス、そしてドイツ銀行は25日に、それぞれ金相場予想を引き下げた。HSBC、ゴールドマン・サックス、そしてUBSは既に今週同様の修正を行っている。クレディ・スイスが2013年の予想金相場を1580ドルから1400ドルに引き下げたほか、ドイツ銀行は6.8%下方修正して1428ドルに、モルガン・スタンレーは1409ドルから1313ドルに引き下げた。クレディ・スイスは、米国債利回りの上昇は、FRBが近く、金融政策正常化の長いプロセスを始めると市場が予想していることを示唆しており、金塊の魅力を低下させると分析。「金利が上昇する世界において、利息がつかない金を保有する機会費用が今後ますます問題視される公算が大きい」としている。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有高は24日、さらに4.2トン減少した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、0.16%安の1オンス=1275.10ドルで引けた。東京貴金属の金相場は3営業日続落。日中立ち会いは、為替相場の円高・ドル安と、ニューヨーク金先物相場の反落を受けた手じまい売りに安寄りした。円の引き緩みを眺めて下げ渋る場面もあったが、NY金の時間外相場が下げ幅を拡大した上、円も切り返したことで、再び売り圧力が強まり、中心限月の2014年4月先ぎりが前日比45円安の4022円、2番ぎり以降が同42~44円安で引けた。6月当ぎりは同51円安の4014円で納会した。銀は小反落。6月当ぎりが前日比変わらずの61円30銭で納会、他限月の終値は同40銭~1円50銭安。白金もNY安と円高を受け3日続落。6月当ぎりが同140円安の4180円で納会、他限月は同113~121円安。パラジウムも軒並み下押し、6月当ぎりが同83円安の2075円で納会、他限月は同24~67円安で取引を終えた。