金 4,419円 (-19)

プラチナ 4,659円 (-73)

6/13、ニューヨーク市場の金相場は反落した。米経済指標が予想よりも強めの内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和の縮小を開始する時期をめぐる不透明感が後退したと受け止められた。13日発表された米経済統計では、5月の米小売売上高が予想を上回る増加だったほか、先週の新規失業保険申請件数が前週比で減少し、米経済の底堅さが示された。この結果、FRBが月額850億ドル規模の債券買いを終了するとの見方が強まると受け止められた。アナリストらによると、FRBが景気刺激策を徐々に終わらせるとの観測は、米国債利回りなど米短期金利を既に押し上げており、金相場の一段の上昇を抑えている。ダンスケ銀行のアナリスト、クリステン・タクセン氏は「金利の上昇を予測すると、金保有の機会費用が高くなり、投資家にとって金の魅力が低下するという古い考え方だ」と指摘した。金現物は、米東部時間午後3時26分(1926GMT)時点で、9.18ドル(0.7%)安の1オンス=1378.61ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物8月きりは14.20ドル(1.0%)安の1377.80ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は4営業日連続で、30日平均を4割ほど下回る水準だった。景気刺激策の縮小は金相場を一段と押し下げる公算が大きい。金相場は4月に急落して以来、ファンド筋の資金の流出が続いており、相場の安定維持に苦しんでいる。ディーラーらによると13日は、3日間の端午節連休明けの中国の買い手からの需要が金相場の下げ幅を抑えた。インドのチダムバラム財務相は13日、5月の金輸入について、月前半の1億3500万ドルから後半は3600万ドルに急減したと述べた。東京貴金属の金相場は7営業日続落。中心限月2014年4月先ぎりは前日比76円安の4208円で取引を終了、一時4201円まで下押し、継続足で4月16日(4132円)以来約2カ月ぶりの安値に沈んだ。他限月は同74~80円安で大引けた。日中立ち会いは、円高・ドル安を受け、手じまい売りが先行して始まった。円相場が一段と引き締まったことから、その後も売り優勢の展開が続き、ジリ安歩調をたどった。銀は続落。終値は同1円~2円30銭安。白金は同165~190円安と大幅続落。安寄り後、円高進行や日経平均株価の急落に圧迫され、下げ幅を広げた。14年4月先ぎりは、4月18日(4449円)以来約2カ月ぶり安値となる4481円まで下落する場面があった。パラジウムも円高を背景とした売りに押され、同43~84円安と続落した。