金 4,450円 (-134)

プラチナ 4,812円 (-185)

6/11、ニューヨーク市場の金相場は反落し、一時約3週間ぶりの安値を付けた。日銀の政策決定会合で新たな景気刺激策が打ち出されなかったことから、他の中央銀行も金融支援策から撤退するのではないかとの懸念が強まり、インフレ回避先としての金の魅力低下につながった。日銀が新たな対策を見送った上、債券市場は安定していると主張したことを受け、金価格は一時、1.4%下落。その後やや戻し、最終的には約0.6%安で引けた。商品ブローカー、マレックス・スペクトロンのカルロス・ペレスサンタラ氏は「日銀はこれ以上の景気刺激策はないとの印象を市場に与えた」と指摘。米セントルイス連銀のブラード総裁が10日に米国のインフレ率の鈍化について発言したことも、インフレ期待で価格が上がる金にとってかなりの重しになっているという。金現物は米東部時間午後3時22分(1922GMT)時点で0.6%安の1オンス=1378.51ドル。一時は5月23日以来の安値となる1366.65ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは0.6%安の1オンス=1377.00ドル。ロイターの暫定データによると、出来高は30日平均を約35%下回った。アナリストらは、中銀の金融緩和策に起因するインフレ懸念で価格を上げてきた金にとって、米連邦準備制度理事会(FRB)が債券購入プログラムを縮小するとの見方はさらに圧力になると指摘した。東京貴金属の金相場は5営業日続落。中心限月2014年4月先ぎりが前日比3円安の4379円、他限月は同2~7円安で取引を終了した。日中立ち会いは、10日のニューヨーク金先物相場高と為替相場が円安・ドル高に振れたのを眺め、反発して始まった。その後は、日銀金融政策決定会合後に円相場が引き締まった上、NY金時間外相場の下落を映し、マイナス圏に沈み、軟調のまま引けた。銀はNY高と円安を受け、6月当ぎりの同10銭安を除き、20銭~1円30銭高と総じて5営業日ぶりに反発。白金は同9~16円高と3営業日ぶりに反発。NY高や円安を映して高寄りしたが、その後は円相場の引き締まりとNY時間外安を眺め、上げ幅を削った。パラジウムは期先2限月が同37~43円高。