金 4,767円 (+23)

プラチナ 5,013円 (-77)

5/23、ニューヨーク市場の金相場は反発して終了した。世界経済の成長停滞を示す弱い製造業指標を受けてドル安と株安が進み、安全資産としての金に買いが入った。HSBC(ニューヨーク)の金属アナリスト兼シニアバイスプレジデントのジェームズ・スティール氏は「ドル安と株安が結び付き、安全資産としての金に強い買いが入った」と指摘。中国や欧州、米国で製造業の弱さを示す指標が発表されたことも金価格上昇の材料になったと述べた。金現物は米東部時間午後3時13分(1913GMT)時点で1.66%高の1オンス=1391.30ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物6月きりは24.40ドル(1.78%)高の1391.80ドルで引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官らが少なくとも今後数カ月は金融緩和策に変更はないと強調したが、投資家は緩和縮小の可能性を不安視している。FRBの緩和策は今年は株価、それまでは金価格の上昇に貢献したと考えられている。金は前日、米労働市場が持続的に改善すれば債券購入プログラムを「今後数回の(FOMC)会合」で縮小できるとしたバーナンキFRB議長の発言を受けて1%以上値を下げていた。米セントルイス連銀のブラード総裁は緩和縮小の時期はそんなに近くないとの見方を示したものの、米雇用環境の改善を示す兆しが表れれば、FRBは早ければ9月にも縮小方針を決定するかもしれないとアナリストらはみている。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有高は、22日時点で0.3%減の1020.07トンと4年超ぶりの低水準となった。アジアでの金現物への需要は正常化しつつある。宝石商がストックを補充しているほか、金価格が4月半ばに2年超ぶりの安値を付けたことで一般投資家の需要が高まっているとアナリストらは分析している。東京貴金属の金相場は続落。終値は中心限月2014年4月先ぎりが前日比55円安の4501円、他限月は同54~55円安。日中立ち会いは、ニューヨーク金の下落になびいて安寄りした。その後ももみ合いながら徐々に値位置を下げ、引けにかけては円が急速に高値に振れたことから、ろうばい売りが出て一段安となった。銀は期近と期先の4限月が同60銭~1円60銭安と軟調。期中2限月は出合いがなかった。白金は続落。NY高に追随して高寄りしたものの、午後に入って株安や円高を眺めた利食い売りに値を消した。終値は同68~90円安パラジウムも約定された期中以降が値を消し、同13~53円安で大引けた。