金 4,744円 (+20)

プラチナ 5,090円 (+66)

5/22、ニューヨーク市場の金相場は続落して終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会で証言し、低金利政策を長く続け過ぎることのリスクと債券購入を縮小する可能性に言及したことが材料となった。バーナンキ議長は金融緩和が米経済の回復に貢献したと評価し、量的緩和策の解除は時期尚早だとの認識を示した。一方で、質疑応答の中で、労働市場が持続的に改善した場合に債券購入を段階的に縮小する可能性を示唆したのを受け、金を売る動きが誘われた。金融緩和策の解除に慎重な議長発言を受け、金現物は1オンス=1400ドルの壁を一時的に越えて1414.25ドルまで上昇。しかし早ければ年内にも債券購入を縮小する可能性が示されると、相場は急落した。金現物は米東部時間3時05分(1905GMT)時点で1.12%安の1オンス=1360.08ドル。一時は1354.61ドルまで値を下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物6月きりは1オンス=1367.4ドルで引けた。パーマネント・ポートフォリオ・ファンド(サンフランシスコ)のポートフォリオ・マネジャー、マイケル・クッジョ氏は「FRBが年内に金融緩和を縮小し始めるか、それとも継続するかが大きな問題だった」と指摘。「ポジションがどうであれ、人々はきょう、自分自身のスタンスを確認する上で手掛かりになる発言を聞いた。物事はどちらの方向にも進む可能性があると言っているのだと思う」と述べた。現物需要は中国では高いままだが、世界最大消費国のインドによる購買は、中央銀行が金や銀の輸入削減で貿易赤字を抑制しようとしているため減速している。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの21日時点の保有高は0.8%減の1023.08トンと、4年超ぶりの低水準となった。東京貴金属の金相場は反落。日中立ち会いは、21日のニューヨーク金先物相場の下落を受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、同時間外がバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、東商取の寄り付き時付近で推移したことからもみ合いとなり、中心限月2014年4月先ぎりは前日比55円安の4556円、ほかが同49~55円安で取引を終えた。銀は海外安や金の下落を映し反落。期先2限月と6月当ぎりが同50銭~1円40銭安、ほかは出合いなし。白金は同32~45円安と反落。NY安を受け買方の手じまい先行で始まった後、同時間外高を眺め下げ渋った。パラジウムは同5円安~33円高とまちまち。期近2限月は出合いなし。