金 4,650円 (-111)

プラチナ 4,951円 (-126)

5/17、ニューヨーク市場の金相場は7営業日続落して取引を終えた。複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が金融緩和策の縮小を訴えたことを背景に、ドルが2008年以来の高値まで上昇したのに押された。7日続落は4年ぶり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物6月きりは1.6%安の1オンス=1364.70ドルで終了。金現物は米東部時間午後2時30分時点で1.6%下落し、1364ドルを割り込んで推移している。今週の下げ幅は5%を超えた。この日発表された5月のロイター・ミシガン大学の消費者景況感指数がほぼ6年ぶりの高い水準となったことも、安全資産としての金の魅力低下につながった。主要な米株式指標は4週連続で上昇して取引を終了。米ドルは対円で4年半ぶり高値を付けた。トレーダーの間では、あと200~300ドル下落しなければ金の下げは止まらないとの見方も出ている。これは10年第1四半期と同じ水準に当たる。インテグレーテッド・ブローカレージ・サービシズの貴金属取引責任者、フランク・マギー氏は「相場はあと数回の急落で1050~1100ドルまで落ち込むこともあり得る。1日で100ドル安ということになれば、今後2週間、あるいは数日でそうなる可能性もある」と述べた。さらに「米国の景気が改善し、FRBによる景気刺激策の必要性がだんだんと薄れる中、資金を金から株式市場に移す流れが非常に強くなっている」と指摘した。FRBでは、タカ派として知られるサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が今夏にも金融緩和策の縮小に着手すべきだと主張。ダラス連銀のフィッシャー総裁も「(国債など)購入継続の有効性は疑問だ」と強調した。金上場投資信託(ETF)の金保有量は今年、大幅な減少となっている。世界最大の金ETF、SPDRゴールド・トラストの16日時点の保有高は5.7トン減。今週1週間で10トンを超える金が流出したことになる。実需の買いにも軟化の兆しが見られる。シンガポールのトレーダーによれば、今週に入ってからインドの金購入が大幅に落ち込んでいるという。東京貴金属の金相場は3日続落。中心限月2014年4月先ぎりが前日比24円安の4571円、他限月は同18~26円安で取引を終えた。日中立ち会いは、16日のニューヨーク金先物相場が6営業日連続安となったのを映し、手じまい売りなどが先行した。全般は軟調な地合いが続いたが、終盤は円相場の軟化を眺め、下げ幅を縮小した。銀は続落して始まった後、小口買いに期先3限月が切り返し、同20~40銭高で取引を終えた。6月当ぎりは夜間取引で出合いがあり、同1円10銭安で引けた。白金はNY安を映して続落、同1~13円安で取引を終えた。パラジウムは同29~66円高と続伸。現物需給の逼迫(ひっぱく)感の強まりを背景に、14年4月先ぎりは一時2462円まで上昇し、継続足で2001年5月31日(2462円)以来12年ぶりの高値を付けた。