金 4,761円 (-10)

プラチナ 5,077円 (-7)

5/16、ニューヨーク市場の金相場は6営業日続落し、4週間ぶりの安値に落ち込んだ。金上場投資信託(ETF)の保有高の減少が嫌気されたほか、1オンス=1400ドルを下抜けしたことで売りが膨らんだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物6月きりは9.30ドル安の1386.90ドルで終了。金現物は米東部時間午後5時28分時点で0.4%安の1386.05ドル。トレーダーによると、前日の取引で節目の1400ドルを割り込んだことから、この日は大量の売りが出た。今後は4月16日に付けた2年ぶり安値の1321.35ドルを試す可能性もあるという。HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「心理的に重要な1400ドルを割ったため、短期的には新たな圧力がかかるかもしれない。ただ、実需はさらに増えるとみられ、一段と下落する可能性はそれほどない」と分析した。米株高の影響で、投資商品としての金の魅力は薄れており、金ETFは大幅な資金流出となっている。世界最大の金ETF、SPDRゴールド・トラストの15日時点の金保有高は4.5トン減の1047.14トンと、2009年3月以来の低水準になった。スタンダード・チャータードのアナリスト、ダニエル・スミス氏は「ETF経由で売りを出している年金基金がある。これは少しばかり憂慮すべきサインだ」と述べた。米証券取引委員会(SEC)の報告書によれば、ノーザン・トラストやブラックロックのほか、ソロス・ファンド・マネジメントも今年1~3月期にSPDRゴールド・トラストへの投資を引き下げている。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は16日、1~3月期の金投資がほぼ半分に落ち込んだと発表。米経済の楽観的な先行き見通しを背景に、資金を金から株式などに移し替える動きが進んだと分析している。一方、金相場の下落を受け、中国からは実需の買いが入っている。東京貴金属の金相場は続落。中心限月2014年4月先ぎりは前日比66円安の4595円、他限月は同65~74円安で取引を終えた。日中立ち会いは、15日のニューヨーク金先物相場の下落を受け、手じまいや弱気の売りに押されて始まった。その後、下げ幅を広げる場面もあったが、NY時間外相場の下げ渋りを眺め、買い戻された。銀はNY安を映し、出合いのない10月きりを除き、同1円10銭~2円70銭安と続落。白金は同37~45円安と3日ぶりに反落。NY安や金先物安を背景に、整理売りが優勢となった。パラジウムは同10~42円高。6月当ぎりは約定されなかった。