金 4,943円 (-254)

プラチナ 4,920円 (-187)

4/12、ニューヨーク市場の金相場は5%急落した。中央銀行の金売却観測を受け、機関投資家が金を売り、ほかの安全資産に資金を移す動きを加速させた。金相場は12年にわたり上昇基調をたどってきた。しかし、今回の大規模な売りは、こうしたトレンドが終わるとの一部の見方を裏付けるものになるかもしれない。金現物は一時、2011年7月以降で初めて1500ドルを割り込んだ。今週の下落率は11年12月以降で最大を記録しそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が大規模な金融緩和を断行する中、インフレ懸念も背景に、安全な資産の逃避先として金が買われ、相場は5倍以上に上昇してきた。米商務省が12日発表した3月の小売売上高は季節調整後で4182億8400万ドルと、前月比0.4%減少。予想外にマイナスとなったことで、株価は下落し、金市場でも弱材料になった。ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏は「下落幅が桁外れに大きかった」と指摘した。この日の売り浴びせは、日本国債相場の乱高下と関連性がありそうだ。日本国債相場の一部保有者は、ほかの資産の売却も迫られている。ダブルライン・キャピタルの商品ポートフォリオマネジャー、ジェフリー・シャーマン氏は「エネルギー、工業用金属など景気に敏感な商品相場は過去2カ月間、軟調を示していた。多くの投資家は世界経済の行方を再精査しているところだ」と述べた。金現物は4.85%安の1オンス=1484.30ドルドルの安値を付けた。今週の下落率は6%と、11年12月以降で最大となる見込み。この安値は11年9月に付けた最高値(1920.30ドル)を約23%も下回っている。COMEXの先物6月きりは、4.1%安の1501.40ドルで引けた。キプロスはユーロ圏による金融支援条件を満たすため、金準備を売却する可能性がある。東京貴金属の金相場は小幅続落。日中立ち会いは、11日のニューヨーク金先物相場の上昇を受け手じまい買いに高寄りした。その後、円が東商取の取引開始時に比べ引き締まったことから伸び悩み、前日比マイナス圏に沈んだ。中心限月2014年2月先ぎりは前日比9円安の5001円、ほかが同7~10円安で取引を終えた。銀は同20銭安~30銭高とまちまち。白金は同9円安~6円高と小幅まちまち。NY高を受け、売方の手じまいが先行して始まった後、NY時間外安や円安・ドル高の一服に上げ幅を縮めた。パラジウムは夜間約定分を含め、同50円安~72円高とまちまち。