金 5,024円 (-37)

プラチナ 4,969円 (-43)

3月28日、ニューヨーク市場の金相場は反落し、2013年第1四半期は四半期ベースで5%近い下落に終わった。欧州の懸念減少や米株価の大幅上伸、強い米経済指標で安全資産としての金需要が減退したのが背景。28日発表された12年10~12月期の米国内総生産(GDP)確定値が年率換算で前期比0.4%増となり、速報値から上方改定されたことを受けて、金は下落した。同日発表された先週の米新規失業保険申請件数は増加したが、労働市場回復の失速を示唆するほどではなかった。第1四半期に雇用や住宅市場関連の米指標が強めの内容だったことで、連邦準備制度理事会(FRB)の一部当局者は量的緩和策を想定より早めに終えるべきだと発言し、金のインフレヘッジ手段としての需要を圧迫した。金は3月月間では1%上昇。2月までは5カ月連続下落していた。キプロスが厳しい条件による支援策の受け入れを余儀なくされ、ユーロ圏をめぐる懸念が再燃したことが金相場を押し上げた。RBCキャピタル・マーケッツの先物グループのエド・ラシンスキー氏は「金はキプロス危機が始まって以来の上昇を維持できなかった。この危機の結果起こり得た信用力の低下が、現時点ではまだ広がっていないからだ」と語った。金現物は米東部時間午後3時32分(1932GMT)時点で9.09ドル(0.6%)安の1オンス=1595.70ドル。金は第1四半期に4.7%下落し、2四半期連続の値下がりとなった。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2014年2月先ぎりは前日比6円安の4881円、他限月は同5~6円安で取引を終えた。日中立ち会いは、為替相場が円高・ドル安に振れたのを受け、手じまい売りが先行して始まった。ニューヨーク金先物時間外の底堅さを眺め、寄り付き直後にプラス圏に浮上する場面もあったが、円相場が引き締まったことから、その後は軟調な展開を強いられた。銀は同60銭安~20銭高と小幅まちまち。期中2限月は取引が成立しなかった。白金はおおむね続伸。6月きりの同2円安を除き、同1~6円高で大引けた。方向感なく寄り付いた後、円高を映してマイナス圏でもみ合っていたが、引け際にNY時間外高を背景とした買いが入り、切り返した。パラジウムは出合いのなかった6月きりを除き、同2~32円安と反落した。