金 5,061円 (+6)

プラチナ 5,012円 (+8)

3月27日、ニューヨーク市場の金相場はユーロ圏の債務危機への懸念が再燃したことに加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和政策を継続するとの期待感を背景に買いが広がり4営業日ぶりに反発した。金現物は米東部時間午後2時29分(1829GMT)時点で0.5%高の1オンス=1606.00ドル。一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは10.50ドル高の1606.20ドルで引けた。ロイター通信の暫定集計によると、出来高は250日間平均を約20%上回った。4月きりの第1回受け渡し通知日を28日に控えて4月きりを6月きりに乗り換える動きが強まったことが、出来高が膨らんだ一因。現物相場はいったんは下落。ただイタリア国債入札が不調でユーロ圏の金融安定への懸念が台頭し米株式が下落すると、切り返した。キプロスが資本流出を規制する計画を示したことも、金相場には下支えとなった。月間ベースでは、安全な資金逃避先としての魅力が再び高まっていることや、FRBの量的緩和が長期化することへの期待感から約1.7%上昇する軌道を描いている。月間ベースで上昇すれば、6カ月ぶりとなる。USバンク・ウェルス・マネジメントの上級投資ストラテジスト、ロバート・ハワース氏は、「3月は経済活動面では減速したように見えるが、われわれは世界的な景気回復が続くとの見方を変えていない。最近のトレンドは転換する可能性が高く、そうなれば金相場はやや軟化する」との見方を示した。28日の貴金属市場は、29日のグッドフライデー(聖金曜日)の休場を前に薄商いが予想されている。ただ来週には欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計発表が予定されており、流動性が回復するはずだ。東京貴金属の金相場は4営業日ぶりに反発。中心限月の2014年2月先ぎりは前日比13円高の4887円、他限月は同13~17円高で大引けた。日中立ち会いは、為替の円安・ドル高を受け、手じまい買いが先行して始まった。その後、ニューヨーク金先物時間外相場が強含みに推移したこともあり、終日しっかりだった。銀は期先3限月が同20銭~40銭安と4日続落。期近3限月は取引が成立しなかった。白金は反発。円安やNY時間外高を背景に買いが継続し、同18~30円高で大引けた。パラジウムは出合いのあった4限月が同29~44円高で終了。