金 5,055円 (+22)

プラチナ 5,004円 (+29)

3月26日、ニューヨーク市場の金相場はキプロス支援合意で欧州市場が比較的落ち着きを取り戻したことに加え、米耐久財受注や住宅関連統計が景気改善を示す内容となったことを受けて、3営業日続落した。この日発表された1月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)ケース・シラー住宅価格指数は、6年以上ぶりの上昇率となった。また2月の米耐久財受注も増加した。金現物は米東部時間午後2時38分(1838GMT)時点で0.4%安の1オンス=1598.30ドルで終了。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは8.80ドル安の1595.70ドルで引けた。投資家らが、欧州からのニュースやキプロス支援計画に対する市場の長期的な反応をこなす中を、商いは2営業日連続で活況だった。4月きりを6月きりに乗り換える動きに加え、通貨ユーロに関する懸念の再燃で市場の不安定感が増したことも一因となり、出来高は250日間平均を約65%上回る水準となった。HSBCのアナリスト、ジェームズ・スティール氏は「キプロス問題はもはや支援材料とはならず、米経済指標もかなり好調だった。これらが相場の下押し要因となった」と指摘した。ただ相場は、3月に入ってから1%前後上昇しており、月間ベースでは上昇しそうだ。相場は昨年10月以降、月間ベースで下落傾向を続けている。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和策が継続するとの期待感やユーロ圏の債務危機の再燃が、安全な資金逃避先としての金の魅力を高めてきた。国際通貨基金(IMF)の統計で、ロシアや複数の新興市場国の中央銀行が金保有高を積み増したことが明らかになったことは、この日の相場の下支えとなった。商品調査会社CPMグループは26日公表のリポートで、2013年の金相場の平均は、11年ぶりに下落するとの見方を明らかにした。市場に壊滅的な打撃を与えるようなイベントへの懸念が後退していることから、投資家が金の購入意欲を後退させていることが背景だという。東京貴金属の金相場は3営業日続落。中心限月2014年2月先ぎりは前日比48円安の4874円、他限月は同49~56円安で取引を終えた。日中立ち会いは、25日のニューヨーク金先物相場の下落や為替相場が円高・ドル安に振れたのを受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、下げ渋る場面もあったものの、NY金時間外安と円相場の引き締まりを映し、軟調地合いが継続した。銀は総じて3営業日続落。NY時間外安や円高を映し、同90銭安~変わらずで引けた。4月当ぎりは出合いがなかった。白金は同56~68円安と反落。円高と金先物の下落を受け、買方の手じまいが先行して始まった後も、NY時間外安と円相場の引き締まりを眺め、下げ幅を広げた。パラジウムは出合いのない4月当ぎりを除き、同15~29円安。