金 5,033円 (-55)

プラチナ 4,975円 (-68)

3月25日、ニューヨーク市場の金相場は大商いの中、続落した。キプロスの銀行破綻やユーロ圏経済混迷回避に向けた金融支援策合意が、資金逃避先としての金相場を押し下げた。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長の発言が、欧州の銀行部門に対する投資家の信頼感を損ない、金相場は下げ幅を急激に縮小した。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和継続への期待も好材料となった。しかし、金相場の上昇は、最近付けた高値となる1オンス=1615ドル近辺を突破できずに、勢いは失速。トレーダーらによると、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりのオプションが、この日に期限を迎えて売り圧力となり、相場の重しとなった。「ガートマン・レター」を発行するベテラン・トレーダー、デニス・ガートマン氏は、「これまで金が実質的な価値を上回っていると思っていたが、前向きな材料に反応しない金相場は、結局、上げ相場ではないだろうという見立てを強めている」と語った。金現物相場は、米東部時間午後3時16分(1916GMT)時点で、3.99ドル(0.2%)安の1オンス=1603.96ドル。一時は、1週間ぶり安値となる1589.49を付けた。COMEXの金先物4月きりは、1.60ドル(0.1%)安の1604.50ドル。出来高は32万5000枚程度で、昨年11月下旬以来の大商いとなった。過去250日平均を70%近く上回っている。東京貴金属の金相場は小幅続落。中心限月2014年2月先ぎりは前週末比9円安の4922円、他限月は同6~9円安で終了した。日中立ち会いは、前週末22日のニューヨーク相場の下げが嫌気されて軒並み安寄りした後、同時間外相場高になびいて一時プラス圏に浮上した。午後は再度値を消したものの、終値では軒並み日中始値を上回った。銀はNY安を嫌気して同50銭~1円50銭安と下落。白金はNY高を眺めて反発。高寄り後はもみ合いとなったが、大引けに掛けて上げ幅を縮めた。終値は同3~17円高。パラジウムは同17~41円高と堅調。4月当ぎりは終日出合いがなかった。