金 5,142円 (+24)

プラチナ 5,072円 (+3)

3月20日、ニューヨーク市場の金相場は小幅下落。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)声明で金融緩和姿勢を維持するとの方針を示したが、ユーロ高の進行が下支えとなった。声明では、経済指標が成長の回復を示しているものの、現行の大規模な国債購入など金融緩和策は維持すると発表。一方で、FRBは緩和策継続に伴うリスクや失業率低下の進捗(しんちょく)状況を点検していくとしている。金相場は声明発表後、幾分値を下げたが、ユーロ高に支えられ狭いレンジでの取引となった。HSBCの金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「声明は金相場にとってニュートラルなものに見える。依然として少し慎重姿勢だが、金相場の下落につながる大きな議論はなかった」と話した。金現物は、米東部時間午後3時41分(1941GMT)時点で、0.42%安の1オンス=1606ドル付近で取引された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは、3.80ドル(0.2%)安の1607.50ドルで引けた。金相場は前日の3週間ぶり高値から下落。ユーロ圏でキプロス危機が拡大することはないとの見方が背景。ユーロは対ドルで、4カ月ぶり安値から反発。ロシアに新規融資を求めているため、キプロスの金融市場の崩壊に対する差し迫った懸念が後退した。連邦公開市場委員会(FOMC)後の、バーナンキFRB議長の会見には、金相場は反応薄。同議長は、労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続すると強調した。東京貴金属の金相場は反発。中心限月の2014年2月先ぎりは前日比75円高の4940円、他限月は同74~77円高で取引を終えた。日中立ち会いは、18日のニューヨーク金先物相場の上昇や円の引き緩みを受け、手じまい買いが先行して始まった。買い一巡後、円が東京商品取引所の寄り付き時点よりも円安気味に推移する一方、NY時間外は下落したことから、東京市場は始値付近でもみ合った。銀は海外高と円安を映し、同1円20銭高~1円90銭高と反発。8月当ぎりと期中2限月は出合いがなかった。白金も同56~64円高と反発。金先物の上昇や円の引き緩みを眺め、売方の手じまいが先行して始まった。その後は、NY時間外の下落を受け、伸び悩んだ。パラジウムは同18~44円高と反発。