金 5,102円 (-1)

プラチナ 5,135円 (-63)

3月12日、ニューヨーク市場の金相場は1%近く上伸した。ドイツ連邦銀行(中央銀行)のワイトマン総裁(欧州中央銀行=ECB=理事会メンバー)が、ユーロ圏危機はまだ終わっていないとの認識を示したことを受けた。ただアナリストらによると、金ETF(上場投資信託)の償還が続いており、金相場はぜい弱な地合いのままだという。金は一時1オンス=1600ドル近くまで上げ、約2週間ぶり高値を付けた。先週は、株価上昇と米経済見通しの改善に圧迫され、1560ドル近辺で買い支えられるまで下落した。ただアナリストらは、金投資商品への買い意欲が乏しいことが、再び相場下落を招くおそれがあるとしている。HSBCの金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「相場はいくらか緩やかな上昇勢いを構築しつつあるようだが、金ETF償還の動きが止まるまで、金の上値はあまり期待しない」と語った。金現物は、米東部時間午後4時22分(2022GMT)時点で、12.81ドル(0.8%)高の1オンス=1593.20ドル。2週間ぶりの大幅上昇となっている。一時は1.1%上げ、2月28日以来の高値となる1598.20ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は続伸し、4月きりは13.70ドル(0.9%)高の1オンス=1591.70ドルで引けた。ロイター通信の暫定推計によると、出来高は30日平均を約25%下回る水準。東京貴金属の金相場は期先が5営業日続伸。中心限月2014年2月先ぎりは、前日比20円高の4918円で取引を終えた。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場の上昇と為替の円安・ドル高を受け、売方の手じまいが先行して始まった。ただ、その後は決め手を欠いて狭い範囲での値動きを繰り返した。他限月の終値は、同17~20円高。銀はNY時間外高や円安を映し、期先が小じっかり。終値は、約定された期中・期先の4限月が同変わらず~30銭高。白金は同1~16円高と5日続伸。円安や金先物の上昇を眺めた買い先行で寄り付いた後、一段高となる場面もあったが、引けにかけてNY時間外の軟化を背景に上げ幅を削った。パラジウムは堅調。終値は、出合いのなかった4月当ぎりを除き、同5~30円高。