金 5,103円 (+45)

プラチナ 5,198円 (+48)

3月11日、ニューヨーク市場の金相場は、中国経済指標がまちまちな内容だった後を受けて、静かな商いの中を小幅高で推移している。ただ、最近の米株価上昇や経済見通しの改善が、安全資産としての金の魅力を損ねた。先週末にかけて発表された中国統計で、2月の鉱工業生産や小売売上高が予想を下回り、当局が景気刺激策を講じる余地が増えたことが金相場を支えた。一方、インフレ率が上昇する兆しも見られ、当局が予想より早く金融引き締めを行う可能性があるとアナリストらは指摘している。先物ブローカーのINTL・FCストーンの金属アナリスト、エドワード・メイア氏は「金は先週、比較的堅調な値動きを示したが、今週は再び圧迫される見通し。特に、もし米株価が上昇を再開すればだ」と語った。米株高を受けて一部のモメンタム投資家は金を売って株を買った。S&P500種株価指数は7営業日続伸し、2007年10月以来の高値に上昇する展開にある。金現物は、米東部時間午後3時15分(1915GMT)時点で、2.67ドル(0.2%)高の1オンス=1580.41ドル。金は先週小幅高だった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は小幅続伸。4月きりは1.10ドル(0.1%)高の1オンス=1578.00ドルで引けた。値幅は8ドルと、今年に入って最も小さかった。ロイター通信の暫定推計によると、出来高は約11万枚と、30日平均の半分程度の水準。ここ2カ月間で最も少なくなりそうな展開。安全資産とされる金に対する買い意欲は低かった。米シカゴ・オプション取引所(CBOE)の恐怖心指数(VIX)は11日、2007年4月以来の安値に下落した。世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・トラストの金保有高は、8日時点で3.311トン減の1239.739トンと、11年10月以来の低水準となった。東京貴金属の金相場は4営業日続伸。中心限月2014年2月先ぎりは前週末比47円高の4898円、他限月は同45~49円高で取引を終えた。日中立ち会いは、米雇用統計の改善を受けた円の引き緩みに手じまい買いが先行して始まった。その後、円安・ドル高は一服したが、ニューヨーク金先物の時間外が、東京商品取引所の寄り付き時を上回って推移するのを眺め、高値圏でもみ合った。銀は海外高を映し、夜間取引を含め同80銭~2円50銭高と6営業日続伸。白金は同31~48円高と4営業日続伸。NY高と金先物の上昇を受け、売方の手じまいが先行して始まった後、NY時間外、為替とも東商取の寄り付き時付近での動きにとどまったため、これを眺めてもみ合った。パラジウムは期先3限月が同52~93円高と4営業日続伸。