金 5,090円 (-33)

プラチナ 5,349円 (-43)

2月14日、ニューヨーク市場の金相場は続落し、一時は約6週間ぶり安値に下落した。欧州経済の先行きをめぐる警戒感が再浮上し、インフレヘッジ手段としての金の魅力が減退した。金現物相場は米東部時間午後3時49分(2049GMT)時点で、5.70ドル(0.3%)安の1636.66ドル。一時は1月4日以来の安値となる1632.34ドルを付けた。アナリストらによると、テクニカルな売りが今後、勢いを増す可能性がある。金相場は、6カ月ぶり安値となる1625.79ドルをわずか10ドル程度上回る水準で推移している。米国の雇用市場や住宅市場が改善する兆候がみられることから、金相場はこのところ圧迫されている。欧州連合(EU)統計局は14日、ユーロ圏諸国の2012年10~12月期の実質GDP(域内総生産)速報値が前期比0.6%減少したと発表。落ち込み幅は予想より大きく、金相場は一時、0.5%前後急落した。一方、国際的な産金業界団体、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は、12年の金需要は4%減の4405.5トンと、3年ぶりに減少すると予測。投資家心理の悪化を招いた。メルク・ファンズのアクセル・メルク最高投資責任者(CIO)は「通貨戦争をめぐる論争などが最近にぎやかで、金は脇役に追いやられている感じだ」と語った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは9.60ドル(0.6%)安の1635.50ドルで引けた。市場で次に焦点となるのは、週末にモスクワで開かれる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議だ。市場関係者は当局者の発言に耳を傾け、世界経済成長や通貨政策の行方を探る手掛かりにする構えだ。東京貴金属の金相場は4営業日ぶりに反発。中心限月12月先ぎりは前日比7円高の4962円、他限月は同4~6円高で取引を終えた。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場の下落を受け、売り先行で始まった。ただ、円相場の引き緩みに加え、NY金の時間外相場がじり高となったのを眺め、次第に買いが優勢となり、その後は堅調に推移した。銀は海外安を映し、下落。終値は同20銭~2円30銭安。白金は同52~62円高と続伸。NY高につれて高寄りした後も、円安などを背景に買いが継続し、水準を切り上げた。パラジウムは6円安~34円高で大引けた。