金 5,154円 (-32)

プラチナ 5,395円 (+53)

2月12日、ニューヨーク市場の金相場はドル下落を背景に、現物が一時約6週間ぶり安値を付けた後で値を戻し、ほぼ横ばいで推移した。先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が12日、為替レートは市場で決定されるべきであり、財政・金融政策は為替レート引き下げを目標にすべきでないとの声明を発表したことを受けて、ドルはユーロと円に対して下落した。金現物相場は一時、1月4日以来の安値となる1オンス=1638.82ドルまで値を下げたが、G7声明でドルヘッジとしての金の魅力が高まり、1663.81ドルまで上昇した。米東部時間午後2時半(1930GMT)時点で、金現物相場は1650ドル近辺で推移。11日午後終盤の段階では1649.36ドルだった。アナリストらは、金がこの日の安値からは戻したものの、前日比で上昇することはできなかったと指摘。世界経済状況がより明るくなりつつあることで、金塊など安全資産への依存度が下がり、株や商品への投資に対するリスク選好度が高まっていることが背景にあるとしている。また、中国や他のアジア数カ国が今週は旧正月連休中であることも、金の現物・先物市場での需要を抑えているという。一部のトレーダーによると、イランの核開発をめぐり同国とイスラエルとの間で緊張感が高まったり、北朝鮮が12日に地下核実験の実施を認めたりしたものの、安全資産として金に再び人気が集まることはなかった。シカゴのインテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズの主任貴金属トレーダー、フランク・マクギー氏は「金市場は非常に静かな日だった」と述べ、買いが続かなかったと指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは0.5ドル(0.03%)高の1649.6ドルで終了した。東京貴金属の金相場は続落。中心限月12月先ぎりは前営業日比42円安の4988円、他限月は同41~44円安で取引を終えた。日中立ち会いは、11日のニューヨーク金先物相場の急落を受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、NY時間外相場が軟調に推移したほか、円が東京商品市場の寄り付き時に比べやや引き締まったことから、下げ幅を広げた。銀は海外安を映し、同1円~1円60銭安と続落。白金も同13~27円安と続落。円安・ドル高基調を受けて高寄りした後、NY時間外安を眺め値を消した。ただ、大引けにかけてはNY時間外の切り返しを背景に下げ渋った。パラジウムは同32~45円高と反発。