金 5,044円 (+11)

プラチナ 5,160円 (+74)

1月25日、ニューヨーク市場の金相場は続落し、今年に入ってから週間ベースで最大の下落率を記録した。世界経済の見通し改善により、安全な逃避先としての金相場は主要な下値支持線を下回った。S&P500種が8年ぶりに8営業日続伸となったことを背景に、金相場は過去5カ月間のほとんどで維持していた200日移動平均を下回った。この日発表された、米住宅関連統計やユーロ圏安定の兆候が金相場を圧迫した。トレーダーらによると、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計の発表が予定されており、金相場を左右しそうだという。インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズの主任貴金属トレーダー、フランク・マクギー氏は「米失業率が予想をわずかに上回るか、予想通りだった場合、金相場への圧力となるだろう」と話した。金現物は、米東部時間午後3時15分(2015GMT)時点で、9.82ドル(0.6%)安の1オンス=1657.54ドル。一時は11日以来の安値となる1655.39ドルを付けた。週間ベースでは1.5%安と、昨年12月23日の週以来の下落率だった。ユーロ建て金相場はさらに下落し、8カ月ぶり安値となる1オンス=1230.03ユーロを付けた。銀行システムが安定してきた兆候から、銀行が欧州中央銀行(ECB)へ戻す資金が増えるとの報道で、ユーロ高が進んだため。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは13.30ドル(0.8%)安の1656.60ドルで引けた。出来高は、250日平均を10%上回った。東京貴金属の金相場は続伸。中心限月12月先ぎりは前日比39円高の4874円、他限月は同39~42円高で取引を終了した。日中立ち会いは、為替相場で急速に円安・ドル高が進んだのを受け、高寄りした。その後、円安一服で伸び悩む場面もあったが、NY金時間外相場の下げ渋りを眺め、水準を切り上げた。銀は円安を受け、期中以降の4限月が同変わらず~70銭高。白金は急伸し、同80~89円高で引けた。円の引き緩みとNY時間外高を受け、売方の手じまいが先行した。パラジウムは期中以降の4限月が同50~61円高。