金 5,033円 (+57)

プラチナ 5,086円 (+90)

1月24日、ニューヨーク市場の金相場は、過去3週間で最大の下落率を記録した。1オンス=1700ドルを下回る付近にある50日移動平均の主要テクニカル抵抗線を突破することに、繰り返し失敗した。英金融大手HSBCが金に対するエクスポージャーを半減し、インフレヘッジ目的の投資先を米インフレ連動債(TIPS)に移すと発表したことから、投資家の金への信頼感は大きく減退した。1690~1700ドルにある堅固な上値抵抗線にぶつかったため、週初に見られた金相場の回復は勢いを失った。サーハン・キャピタルのアダム・サーハン最高経営責任者(CEO)は、「金相場は今週、上値抵抗線の重要なエリアに差しかかった。数カ月にわたる下落基調の中、最近の高値である50日移動平均をこれまで突破できていない。取引レンジは1625~1695ドルの間で続くだろう」と述べた。金現物は一時、200日移動平均をわずかに上回る1664.69ドルの安値を取った後、米東部時間午後2時19分(1919GMT)時点は、16.24ドル(1.0%)安の1668.90ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは、16.80ドル(1.0%)安の1669.90ドルで引けた。出来高は250日平均を約20%上回った。31日の2月きりの第1回受け渡し通知日を前に、2月きりから4月きりへの乗り換えが活発化したことが出来高増の一因。HSBCは、インフレヘッジ資産としての金に対する評価を大幅に下げた。「最も破局的な」米財政に対する見通しが回避され、ユーロ圏崩壊の可能性が薄らいだことを背景に、システミックリスクが下がったことを理由としている。また、米下院が23日、連邦債務上限を5月19日まで延長する法案を可決したことなども、金相場の圧迫要因となった。東京貴金属の金相場は4営業日ぶりに反発。中心限月12月先ぎりは前日比20円高の4835円、ほかは同17~21円高で取引を終了した。日中立ち会いは、ニューヨーク金の反落を受け、安寄りした。その後もNY時間外安を映し、下げ幅を広げたが、大引けにかけては為替相場が1ドル=89円台に引き緩んだのを眺め、切り返した。銀も円安を受け、同20銭~90銭高と小反発。白金も同31~41円高と反発。高寄りした後、NY時間外安を眺めて値を消す場面もあったが、円安を映して全限月がプラス圏に浮上した。パラジウムは期先2限月が同5~6円高、6月きりが同11円安で引けた。