金 4,827円 (+5)

プラチナ 4,605円 (+50)

1月8日、ニューヨーク市場の金相場は、アジアの強い現物需要や安値拾いなどから反発した。日銀が1月の金融政策決定会合で、デフレ懸念を和らげるため追加緩和を検討すると報道されたことで、インフレヘッジとして金の魅力が下支えされた。前週公表された12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、複数の委員が2013年末よりかなり前に量的緩和(QE)を縮小するか中止するかすべきだとの考えであることが示された。このことで投資家は警戒感を維持している。TDバンクの商品ストラテジスト、バート・メレク氏は「金相場は(1オンス=)1625ドルの下値支持線を再び試す可能性がかなり高い。今後、QEを早期に終了するとの観測が高まれば、相場は1600ドルの節目を大きく下回るだろう」と述べた。メレク氏は、投資家がQEの早期終了との見方に動いた場合、米国の「財政の崖」に対する不安から金を買っていた多くの短期投資家の存在により、金相場が急落し得ると指摘した。金現物は米東部時間午後2時19分(1919GMT)時点で、13.56ドル(0.8%)高の1オンス=1660.20ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物2月きりは15.90ドル(1.0%)高の1662.20ドルで引けた。また、前週4カ月半ぶりの安値を付けたことを受けて、アジアを中心にした金の購入が増加した。中国・上海市場では7日、金現物の出来高が過去最高に達した。東京貴金属の金相場は7営業日ぶりに反落。中心限月12月先ぎりは前日比46円安の4648円、他限月は同45~47円安で取引を終えた。日中立ち会いは、7日のニューヨーク金先物相場の下落や円の引き締まりを受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、円高・ドル安は一服したが、NY時間外が伸び悩み、東工取の寄り付き時水準を下回ったことから、軟調な地合いが続いた。銀は前日比40~80銭安と反落。白金は前日比23~30円安と4営業日ぶりに反落。NY安と金先物の下落を映し、買方の手じまいが先行して始まった後も、NY時間外安を眺め、始値付近でもみ合った。パラジウムは期先3限月が前日比57~71円安と3営業日続落。