金 4,822円 (-57)

プラチナ 4,555円 (-50)

1月7日、ニューヨーク市場の金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和がどの程度継続されるかをめぐる不透明感が、金のインフレ・ヘッジとしての魅力の低下につながり下落した。FRBの2人の高官は4日、景気見通しの好転を背景に量的緩和を打ち切る可能性を示唆しており、この日の金相場では、引き続きこの発言が圧迫要因となった。TEAMファイナンシャル・アセット・マネジメントの資産マネジャー、ジェームズ・デイリー氏は、「FRBの量的緩和に関する懸念が台頭すればいかなる時でも、神経質な金投資家はすぐに市場から離れることになる」と指摘した。ただ同氏は、米経済成長が期待外れとなる兆候が示されれば、FRBはすぐには政策を軌道修正しないとの見方を示した。アナリストらによると、企業業績が弱い内容になるとの観測も、金相場を押し下げる要因となった。金現物は米東部時間午後1時59分(1859GMT)時点で0.6%安の1オンス=1646ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは2.60ドル安の1646.30ドルで引けた。ロイター通信の暫定集計によると、出来高は30日間平均を20%下回った。アナリストらは、米景気回復のペースが、FRBの量的緩和解除を正当化できないほど鈍化すれば、金相場は急反発する可能性もあるとの見方を示している。TDバンクのストラテジストらはリサーチノートで、「連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録がFRBの金融政策の重大な変更を示しているのかを推測するのは困難だ。われわれはみな、バーナンキFRB議長の不意の発言が一瞬にして相場を反転させ得ることを十分理解している」と述べた。東京貴金属の金相場は6日続伸。中心限月の12月先ぎりの終値は前週末比18円高の4694円、他限月は同17~20円高。日中立ち会いは、ニューヨーク時間外相場の堅調を眺めて高寄りした。その後は円相場の引き締まりを受けて上げ幅を削り、この日の安値圏で終了した。銀は高寄り後はもみ合い、同1円60銭高~2円30銭高と反発。白金はNY高を受け、3日続伸。終値は同11~16円高。買い一巡後は伸び悩んだ。パラジウムは同14円安~13円高とまちまち。