金 4,806円 (+66)

プラチナ 4,435円 (+30)

12月27日、ニューヨーク市場の金相場は4営業日続伸。約2カ月ぶりの長い続伸となっている。ただ、ディーラーらによると、米財政危機の主要なヘッジ手段とみなされている割には、小幅な上昇だったという。金相場は21日から値を上げてきているが、上昇率は総計で1%を超えていない。米国は、早ければ来週にも始まる見込みの減税失効と歳出削減による景気後退の可能性(「財政の崖」)に直面している。金は伝統的に、資産の安全な逃避先、インフレヘッジであり、困難な情勢の時に買われていた。ただ最近はリスク資産と似たような値動きを示す傾向が強まっており、株価に歩調を合わせて上下することがよくあり、時にはドルの値動きに追随することもある。ディーラーらによると、財政の崖を回避する期限である年末が迫る中で、今週の金の値動きは、休暇シーズンに伴う低い出来高にもかかわらず、予想外に小幅なものだった。米株価は、ダウやS&P500、ナスダックなど主要株価指数が過去4営業日で約2%下落。シカゴのインテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズの主任貴金属トレーダー、フランク・マクギー氏は「財政の崖を飛び越えようとする中で、金がこれしか動けないとするならば、今後の方向感という意味では大きな問題だ。財政の崖は(経済にとって)弱気材料だ。増税や歳出削減、そして景気後退につながるものであり、もし金がそれに対するヘッジであるならば、金相場はこれまでに、現状よりも大幅に値上がりしていたはずだ。もしリスク資産として取引されていたならば、より急激な下げとなっていただろう。しかし実際は、レンジ内の値動きにとどまっている」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは3ドル(0.2%)高の1オンス=1663.70ドルで引けた。金現物相場は26日の午後終盤の水準を約5ドル(0.3%)上回る、1664ドル前後。金現物相場は20日以来17ドル(1%)上げている。東京貴金属の金相場は3日続伸。中心限月2013年12月先ぎりは前日比25円高の4580円、他限月は同22~23円高で取引を終えた。日中立ち会いは、26日のニューヨーク金先物相場の上昇と円相場の引き緩みを受け、手じまい買い先行で始まった。その後も、おおむね東工取の寄り付き水準で推移したNY時間外や円相場を眺め、買い優勢の展開が続いた。銀は海外高を映し、おおむね上伸。終値は同変わらず~1円30銭高。白金は同6円安~4円高と小幅まちまち。金先物高やNY時間外高に追随し、強含みに推移する場面もあったが、NY時間外の上値が重くなったため、徐々に手じまい売りに押された。パラジウムは同32~44円高と3日続伸。13年12月先ぎりは一時同41円高の1919円まで上伸し、継続足の年初来高値を更新した。