金 4,740円 (+38)

プラチナ 4,405円 (+8)

12月26日、ニューヨーク市場の金相場は小幅高。クリスマス翌日で薄商いの中、米国で減税と歳出削減が年明けにかけて重なる「財政の崖」を回避するため与野党が年末までに妥結するとの期待が、金相場を支援した。ロンドン市場がボクシングデーで休場となるなど、世界各地が年末の祝日だったこともあり、商品の取引は全般的に少なめだった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは前営業日24日終値比1.20ドル高の1オンス=1660.7ドルで引けた。この日の高値は1668.70ドル。金現物相場は直近で1660ドル近辺で推移。24日終盤は1658ドル前後の水準だった。RBCキャピタル・マーケッツ・グローバル・フューチャーズ(ニューヨーク)の貴金属アナリスト、ジョージ・ジェロ氏は「今週は薄商いなので、少数の大量注文が相場を急に動かすことがあり得る」と指摘。米オバマ政権が年末までに財政の崖を回避するための新たな動きに出ていることが、きょうの取引で金にとってプラス材料の一つだとした。オバマ大統領は共和党との財政協議を再開するため、ハワイでのクリスマス休暇を早めに切り上げて27日朝にワシントンに戻る予定。金は典型的な安全資産であり、経済が不透明な情勢の時に買われるが、最近はリスク資産と似たような値動きを示す傾向が強まっており、米国で「財政の崖」が回避されれば、上昇する可能性がある。金現物相場に影響を与えることが多い東京工業品取引所(TOCOM)の金先物相場は、円の対ドル相場が1年8カ月ぶり安値に下げたことを受けて、上昇した。金の主要消費国であるインドでは需要が増加。世界市場での金相場下落を受けて価格が下がったほか、ルピー高も買いやすさにつながった。金のディーラーによると、東南アジアでは安値を拾おうとする向きや宝石商筋による買い意欲がみられるという。シンガポールの現物ディーラーは「クリスマス祝日のため在庫が十分でなく、供給は少し逼迫(ひっぱく)している」と述べた。東京貴金属の金相場は続伸。中心限月の2013年12月先ぎりは、前日比36円高の4,555円で取引を終えた。日中立ち会いは、為替相場の円安・ドル高を受け、売方の手じまいなどが先行して始まった。その後、ニューヨーク金時間外相場が下げ渋ったほか、円相場がさらに引き緩んだことから、大引けにかけて堅調に推移した。他限月の終値は、同36~37円高。銀は決め手難で小幅まちまち。終値は、出合いのなかった期近4月きりを除き、同30銭安~50銭高。白金は同18~25円高と続伸。総じて安寄りした後、NY時間外の上昇や円の引き緩みを眺めた買いが優勢となり、軒並み引き締まった。パラジウムは堅調。終値は、同10~18円高。期近4月きりは約定されなかった。