金 4,648円 (-50)

プラチナ 4,406円 (-86)

12月20日、ニューヨーク市場の金相場は、ヘッジファンドによる大量の手じまいに加え、米経済の改善兆候を受けたテクニカルな売りを背景に下落。一時1オンス=1635.09セントと8月22日以来、4カ月ぶりの安値を付けた。金は1.3%安の1645.10セント。第3四半期(7~9月)の米GDP(国内総生産)確定値が3.1%増と、事前予想を上回る増加幅となったことで、安全な資金逃避先としての投資が後退し、過去4カ月間にわたり維持していた200日間移動平均線を割り込んだ。米証券会社モルガン・スタンレー・スミス・バーニーが、金の長期相場に強気で知られる著名投資家ジョン・ポールソン氏のファンドから、資金を引き揚げるよう推奨したことも金相場の圧迫要因となった。モルガンの発表を受けて、ポールソン氏のファンドが、金投資の手じまいを迫られるかもしれないとの観測が台頭した。SICAウェルス・マネジメントの主任投資責任者、ジェフリー・シカ氏は、「ヘッジファンドの運用成績は、市場全般を下回っており、一段と運用資産の清算を迫られるとの懸念がある」と指摘した。米国の「財政の崖」問題回避に向けた与野党の交渉への期待感が一因となり、金相場は過去3営業日で3.5%下落している。1700ドルを割り込む水準に大量の売りオプションが控えていることも、相場への強い下押し圧力となっている。大半のアナリストが売られ過ぎと判断する水準で、この水準まで落ち込むのは5月以来。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場で、中心限月2月物は前日終値比21.80ドル安の1オンス=1645.90ドルと急落した。中心限月の終値ベースでは、約4カ月ぶりの安値水準。レンジは1636.00~1672.8ドル。東京貴金属の金相場は続落。19日のニューヨーク金先物相場の下落を受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、日銀による追加金融緩和は予想の範囲だったが、円相場が引き締まったのを眺め、水準を切り下げた。銀は海外安を映し、4限月が同1円30銭~2円30銭安と続落。白金も同25~40円安と続落。NY安と金先物の下落を受け、買方の手じまいが優勢だった。パラジウムは同14~18円安。12月当ぎりは約定されなかった。