金 4,698円 (-26)

プラチナ 4,492円 (-29)

12月19日、ニューヨーク市場の金相場は、前日に3カ月半ぶりの安値まで下落した後を受けて、堅調に推移した。金現物は、1オンス=1669.55セントとなった。原油高やドル安も下値を支えた。前日は、米国の「財政の崖」の問題回避に向けて、米与野党が合意に近づいているとの期待感をきっかけに、テクニカルな売りが膨らんでいた。ただこの日は、オバマ大統領が共和党の増税案に対し、拒否権の発動をちらつかせたことで、売り圧力が一巡した。財政の崖をめぐる米与野党の協議の協議の不透明感が、このところの市場で、投資家の金への投資意欲をそぐ結果につながっていた。INTL・FCストーンの金属アナリスト、エドワード・マイヤー氏は、「今後10年間の歳入増加と歳出削減は、米国の財政の秩序を保つために重要なステップとなる。一方で合意が成立すれば、金を保有する魅力は薄れる」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは3.00セント安の1667.70セントで終了した。18日時点の未決済約定残高は4000枚増の43万5742枚と予想外の増加幅となった。トレーダーらは、相場に弱気な予想が増えていることが、重しとなりつつあるとの見方を示した。年初来で金相場は7%前後上昇しており、12年連続での上昇となりそうだ。ただ7%の上昇率は、過去12年間の平均である16%は大きく下回っている。東京貴金属の金相場は反落。18日のニューヨーク金先物相場の急落を受け、手じまい売り先行で始まった。その後も上値の重いNY時間外を眺め、売り優勢の展開が続いた。銀も軟化。取引の成立した13年2月、10月きりの2限月が同1円50銭~2円10銭安で引けた。白金は同20~35円安と反落。金先物安とNY時間外の伸び悩みに圧迫された。パラジウムは同11円安~変わらずで終了。12月当ぎりは約定しなかった。