金 4,757円 (+24)

プラチナ 4,535円 (+30)

12月14日、ニューヨーク市場の金相場は、ほぼ横ばいで終了。薄商いの中、米国の「財政の崖」をめぐる協議のこう着に対する懸念から1オンス=1700ドルを下回ったままで引けた。アナリストらによると、年内も残り約2週間となり、市場参加者は積極的にポジションを傾ける姿勢に乏しいという。米国経済をめぐる「財政危機」も、金相場の値動きが乏しい要因。HSBC(ニューヨーク)のアナリスト、ジェームズ・スティール氏は「年末までは、多くの資金が様子見だろう」との見方を示した。金現物は、1オンス=1696.11ドル。前日終盤の水準の1696.69ドルから、ほぼ横ばい。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは、1697.00ドルで引けた。米議会が財政の崖回避で合意に達すれば、金相場に対しては支援材料。今年の金相場は、株式などと同様、リスク資産との連動性が強まる傾向にある。コメルツ銀行の商品調査責任者オイゲン・ワインバーグ氏は「金に対するセンチメントは変わりつつある。リスク回避という性格が弱まりつつある」と指摘した。東京貴金属の金相場は6日続伸。ニューヨーク金先物の時間外高や円の引き緩みを受け、手じまい買いが先行して始まった。その後、14日朝発表の日銀企業短期経済観測調査(日銀短観)の悪化などで日銀に対する金融緩和期待が強まり、円安・ドル高が進んだことから、東京市場は上げ幅を広げた。銀は海外安を映し、同50銭~1円40銭安と3日ぶりに反落。白金は同21~30円高と反発。NY安を受け、手じまい売りが先行して始まった後、同時間外の切り返しや円安を眺め、買い戻しが入った。パラジウムは12月当ぎりの同64円安を除き、同14~45円高と総じて上昇。