金 4,711円 (+2)

プラチナ 4,507円 (+39)

12月11日、ニューヨーク市場の金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を前にしていることに加え、米国の「財政の崖」問題が回避されるとの期待感から反落した。相場は前日まで3営業日続伸していた。ただベイナー米下院議長が、年末までに財政の崖の回避に向けた合意を形成できるとの期待感を引き続き示したことで、安全な資金逃避先としての金需要が一服した。しかし同下院議長は、交渉の進展状況に関する具体的な内容は示さなかった。投資家はまた、FOMC声明の発表を前にして、強気な売買姿勢を後退させた。米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMC終了後に、9月に発表した月間400億ドルの住宅ローン担保証券(MBS)購入に続き、月間450億ドル規模の債券買い入れ策を発表すると予想されている。ブリオンボールトのバイスプレジデント、ミゲル・ペレスサンタラ氏は、「大口の投資家は、投資判断をする前に、FOMCでどんな材料が出てくるかを見守っている。年末が近づく中で、売買は細っており、金市場の流動性は低下している」と指摘した。一部トレーダーらは、金市場は既にFRBによる追加緩和を織り込んでおり、市場が失望するような結果になれば、売りを浴びる恐れがあるとの見方を示している。相場は反落したものの、特に中国の現物需要は引き続き力強く推移している。中国の銀行は、年末に金精錬所が休みとなり供給が逼迫(ひっぱく)する事態を避けるため、金の在庫を積み増している。東京貴金属の金相場はおおむね3営業日続伸。10日のニューヨーク金先物相場の上昇を受け、手じまい買い先行で始まった。ただ、NY時間外が軟調に推移したのを眺めて売りが増加し、徐々に上げ幅を削った。銀は下落。NY時間外安を映して売られ、出合いのあった12月当ぎりと期先2限月の3限月が、同20~60銭安で終了。白金は3営業日続伸。NY高に追随し、同14~23円高で大引けた。パラジウムはまちまち。約定された4限月の終値は同9円安~5円高。