金 4,729円 (+6)

プラチナ 4,436円 (+15)

11月29日、ニューヨーク市場の金相場は反発。前日までの下落分の一部を穴埋めした。株高に加え、米国の「財政の崖」問題をめぐる不透明感から、安全資産としての金に対する投資需要が強まった。金は株高や原油高に追随したが、米共和党のベイナー下院議長が「財政の崖」をめぐる交渉に進展がないと発言したことを受け、もみ合いに転じた。RJオブライエンの上級コモディティー・ブローカー、フィリップ・ストレイブル氏は「財政の崖に起因する安全資産への投資需要が、金の支援材料。前日までの下落によって、投資妙味の感じられる水準となった」と指摘した。金現物は0.5%高の1オンス=1727.51。前日は、1705.64ドルの安値を付けていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、10.70ドル高の1727.20ドルで引けた。出来高は過去20日平均を約30%上回った。アナリストらによると、「財政の崖」が金相場に及ぼす影響は不透明という。交渉難航ならリスク回避を招き、安全資産への買いを促すことになり、金に対しては支援材料。しかし、短期的には迅速な解決が、株と同様に金相場の押し上げ要因とみられる。東京貴金属の金相場は続落。ニューヨーク金先物相場の急落を受け、買方の手じまいなどが先行して始まった。その後、円相場の引き締まりを背景に下げ幅を拡大する場面もあったが、NY金時間外が小戻したことから、大引けにかけて下げ渋った。他限月の終値は同21~22円安。銀は海外安を映し軟調。終値は同30銭~80銭安。期中4月きりは出合いがなかった。白金は同23~35円高と反発。高寄りしたものの、NY時間外の軟調推移や円の引き締まりを眺め、全般に伸び悩んだ。パラジウムは軒並み上伸。終値は同24~34円高。