金 4,723円 (-60)

プラチナ 4,421円 (-8)

11月28日、ニューヨーク市場の金相場は続落。過去約1カ月で最大の下げ幅となった。米国の「財政の崖」やギリシャ債務問題に関連したデフレ懸念で、ファンド投資家らによるストップロスが膨らんだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の立ち会い取引開始直後に200万オンス以上相当の取引が行われ、オンス当たり25ドル急落した。市場では、30日の第1回受け渡し通知日を前に12月きりから2月きりへのロールオーバーに絡む取引で、タイプミスが起こったとの臆測が流れた。CMEの広報担当者によると、価格の急変動を防ぐための一時取引停止を発動せずに、市場は売り切ったという。SICAウェルスの最高投資責任者(CIO)であるジェフリー・シカ氏は、「アルゴリズム・トレーダーによって引き起こされた大量のストップロス注文があり、高レバレッジの投資家がポジション解消に動く中、さらに下落幅を拡大させた可能性がある」と述べた。トレーダーらによると、先週の上昇を受けたファンド筋による月末の利益確定売りや、オプションの満期日を迎えた売りも相場を圧迫した。金現物は、16日以来の安値となる1705.64ドルを付けた後、前日終値比23.05ドル(1.3%)安の1718.60ドルまで戻した。COMEXの12月きりは、25.80ドル(1.5%)安の1716.50ドルで引けた。出来高はかなり大きく、44万枚近くとなり、250日平均の倍以上となった。一部は、12月きりから2月きりへのロールオーバーだった。東京貴金属の金相場は7営業日ぶりに反落。27日のニューヨーク金先物相場の下落を受け、手じまい売りが先行して始まった。その後も、NY時間外相場が下げ幅を広げたほか、円相場が引き締まったことから、売りが膨らみ、一段安となった。銀はNY時間外安を映し、同90銭~1円50銭安と7日ぶりに反落。白金も同61~68円安と7日ぶりに反落。NY時間外安や金先物の下落を受け、買方の手じまいが先行して始まり、その後も、NY時間外の下げ幅拡大を眺め、軟調に推移した。パラジウムは同8~22円安。