金 4,783円 (-12)

プラチナ 4,429円 (-4)

11月27日、ニューヨーク市場の金相場は続落。ギリシャ債務問題が進展した半面、米国の「財政の崖」問題が重しとなった。一方、オプション満期に伴い、狭いレンジ内での取引となった。ユーロ圏財務相と国際通貨基金(IMF)がギリシャの債務削減で合意したことを受け、同国に対する支援融資の道が開かれ、逃避先としての金に対する需要は後退した。ただ、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物の建玉残高は依然として年初来で最高水準を維持している。アナリストらは、新たな強気ポジションが金相場の一段高につながる可能性もあるとみている。ブローカーらによると、オプション権利行使価格近辺のコールとプットの商いが活況となり、金相場は1オンス=1750ドルに接近したという。COMEX12月きりオプションは、同日引け後に満期となった。HSBCの金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「財政の崖問題の動向を見極めたいとして、金相場は値固め局面が続く」との見方を示した。金現物相場は0.4%安の1741.86ドル。前週末に付けた5週間ぶり高値の1754.10ドルを下回っている。COMEXの金先物12月きりは7.30ドル安の1742.30ドル。オプション満期と先物ロールオーバーに伴い、出来高は過去250日平均を50%以上上回った。建玉残高は、年初来最高を記録した前週末23日の49万3245枚をやや下回る水準を維持。「ガートマン・レター」を発行するベテラン・トレーダー、デニス・ガートマン氏は「相場急伸局面での建玉増加は、ショートカバーというよりは極めて実体的な買いを意味する」と指摘した。東京貴金属の金相場は6営業日続伸。ニューヨーク金が利食い売りに下落したことを嫌気し、安寄りした。しかし、その後、ユーロ圏諸国によるギリシャへの融資再開が決まったことや、為替が円安・ドル高に向かったことを眺めて切り返した。銀は同20~80銭高と小幅続伸。白金は同16~28円高と6営業日続伸。まちまちで始まった後、金相場の上昇や円安になびいて水準を切り上げた。パラジウムは同10円安~1円高とまちまち。