金 4,618円 (+27)

プラチナ 4,256円 (+17)

11月14日、ニューヨーク市場の金先物相場は上伸した。中東の地政学的緊張が高まる中、原油価格が上昇したことが背景。トレーダーらは引き続き米政府が「財政の崖」を回避できるかにも注目している。イスラエル軍が同日、パレスチナ自治区ガザを空爆し、イスラム原理主義組織ハマスの軍事部門最高幹部を殺害したことで、資金の逃避先としての金需要が高まった。また、スペインやイタリアで緊縮策への抗議デモが暴徒化し、経済の先行き不透明感に対するヘッジ手段である金の購入を促している。オバマ大統領による年末までに「財政の崖」に関わる税や歳出の問題で合意がなければ中間所得層への実質増税が景気後退を引き起こす、との発言を金投資家らは消化している。米ブローカーのINTL・FCストーンの金属アナリスト、エドワード・メイア氏は、「短期的な見通しは引き続き金価格のさらなる上昇だ。だが、『財政の崖』に関する合意に至れば、相当な調整が起こることに驚きはない」と話した。米連邦準備制度理事会(FRB)が、先月開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表。複数の参加者が、緩和強化策「ツイスト・オペ」の年内終了後、新たな資産購入が必要と指摘していたことが明らかになったが、市場への影響はほぼなかった。金現物は0.43ドル安の1オンス=1724.46ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の12月きりは5.30ドル(0.3%)高の1730.10で引けた。東京貴金属の金相場は反発。ニューヨーク金時間外高や円相場の緩みを受け、売方の手じまいなどが先行して始まった。ただ、その後は決め手材料難から様子見ムードが強まり、狭い範囲での値動きを繰り返した。