金 4,589円 (-15)

プラチナ 4,156円 (-6)

11月12日、ニューヨーク市場の金相場は下落した。欧州連合(EU)ユーロ圏諸国財務相会合で、ギリシャへの追加支援が合意に至らなかったため、投資家らは利益確定売りに回った。ユーロ圏財務相らが、ギリシャ政府が求める財政再建期間の2年延長を了承したことを背景に、金相場はユーロ通貨のような比較的リスクの高い資産とともに下落した。アナリストらによると、ニューヨーク株が先週の急落後、地合い改善で持ち直したことから、リスクヘッジ資産としての金需要が減退した。サーハン・キャピタルのアダム・サーハン最高経営責任者(CEO)は「短期的な経済指標の改善は、各国中央銀行が緩和スタンスを継続する緊急性を失わせるため、リスク選好市場にとってはマイナスだ」と話した。金現物は前営業日終値比3.52ドル(0.2%)安の1オンス=1727.39ドル。エコノミストらは、歳出の自動削減と減税措置の失効が同時期に起こる「財政の崖」によって米経済を再びリセッション(景気後退)に陥る事態になれば、金相場にとってはプラス材料だとみている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物12月きりは横ばいの1730.90ドル。退役軍人の日(ベテランズデー)の振り替え休日で米債券市場が閉まっていたほか、インドでディワリ祭が始まったため。東京貴金属の金相場は反落。ニューヨーク金先物の時間外相場が、先週末の東工取大引け時の水準を下回っていたことから、手じまい売り先行で始まった。その後も上値の重いNY時間外を眺め、弱含みに推移した。