金 4,554円 (-3)

プラチナ 4,151円 (+25)

10月30日、ニューヨーク市場の金相場は、欧州株式市場の株価が上昇し、ドル安が進む中、横ばい。巨大ハリケーン「サンディ」の上陸で米国株式市場が休みとなったほか、週末に10月の米雇用統計の発表を控えていることから、値動きは限られた。第3四半期のスペイン国内総生産(GDP)の減少幅が予想をやや下回ったことや、英石油大手BPなどの企業決算が好感されて欧州株が上伸し、金相場も押し上げられた。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和第3弾(QE3)は、労働市場の状況とリンクされているため、11月2日の米雇用統計の発表がその規模に影響する可能性がある。ロイター通信の調査によると、非農業部門の就業者数の予想中央値は前月比12万5000人増となる一方、失業率は7.9%と、9月の7.8%からやや悪化するとみられる。クオンティタティブ・コモディティー・リサーチのコンサルタント、ピーター・ファーティグ氏は、米失業率の高止まりは金融緩和がすぐに終わらないことを意味し、金価格を下支えしていると指摘。「米失業率はまだFRBが受け入れられる水準ではない」と話した。また、ドイツ銀行のアナリスト、ダニエル・ブレブナー氏は、30日に発表された日銀の追加金融緩和について、予想はされてはいたが、金相場にプラスとなったと指摘した。東京貴金属の金相場は軒並み反落。29日のニューヨーク金先物相場安を受け、手じまい売りが先行して始まった。その後は、NY時間外高を映して下げ渋る場面もあったが、日銀の追加緩和決定発表後に円高・ドル安が進行すると一段安となった。