
金は装飾品として利用された最古の金属です。金はとても柔らかく、その名の通り金色(黄色)をしています。金は古くから貴金属の価値を認められてきました。様々な時代で主に装飾品として利用され、また貨幣や金貨としても利用されて流通しました。技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。銅やパラジウムなどの割金を混ぜることによって、ホワイトゴールドやピンクゴールドに色を変えることが出来ます。今後も人類にとって必要不可欠な金属であることは間違いありません。

金は装飾品として初めて利用された金属と言われています(紀元前3000年代に使われ始めたようです)。そして歴史で金は最も価値のある金属として扱われてきました。金と言えば古代エジプトのツタンカーメンや装飾品があまりにも有名です。金の産出は比較的簡単で、1910年から現在までに地球上の70%ほどの金が産出されていると考えられています。またヨーロッパのアメリカ探検家達による金の強奪は、当時のアメリカ先住民達が持っていた金の量から見ても膨大な量に上ったようです。

金は最も薄くのばすことができる金属です。1グラムあれば数平方メートルまでのばすことが可能で、長さでは3000メートルまで伸ばすことができます。平面上にのばしたものは金箔(金箔)として、糸状にのばしたものは金糸(きんし)として利用されます。金糸は綿や絹など一般的な繊維素材と併用されています。装飾品等に利用される場合、純金のままでは柔らかく、強度に問題がある為、他の金属と混ぜて合金として利用されます。また金は他の金属と混ぜて合金にすることが容易です。これにより変化に富んだ色の金属を作ることが可能です。

金は非常に軟らかい金属です。通常は銅や銀などの金属と鍛錬されて利用されます。金との合金は、その見栄えの良さを利用して指輪などの装飾品として、また美術工芸品や、宗教用具等の材料として利用されてきました。 さらに貨幣、または貨幣を代替する品物として用いられます。また耐食性・導電性・低い電気抵抗などの優れた特性を活かし、20世紀以降は工業用の金属として様々な分野で使用されています。その他にも投資対象としての利用や、資産価値として不動の地位を築いています。

金の純度は24分率で表されます。品位はK24(99.9%)、K22(91.7%)、K21.6(90.0%)、K20(83.5%)、K18(75.0%)、K14(58.5%)、K12(50.0%)、K10(41.7%)、K9(37.5%)などがあります。純金はK24、金の含有率によって数値を下げていきます。例えば金の含有率が75%なら、K18となります。色はイエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド・ローズゴールドなど、銅やパラジウムなどの割り金で色を調整します。日本では999.9%以上なければ、K24の表示は出来ません。