金 4,773円 (+2)

プラチナ 3,934円 (+31)

NY金 1,236.80 (-2.70)

NYプラチナ 1,022.20 (+2.80)

2/9、ニューヨーク市場の金相場は前日付けた3カ月ぶり高値から反落。堅調な米経済指標が同国経済の強さを示唆、連邦準備制度理事会(FRB)利上げの可能性が高まった。予想外の低下を示した米週間失業保険申請件数などがドルと米国債利回りを押し上げた。ドル高はドル建ての金を割高とする。また利回り上昇は、金利の付かない資産である金を保有する機会コストを高める。2053GMT(日本時間午前5時53分)時点で、金現物は0.85%安のオンス当たり1231.03ドル。米市場先物の清算値は0.2%安の1236.80ドル。仏ソシエテ・ジェネラルのロビン・バー氏は「より長期にわたって低金利が続くと予想していたならば、この日の指標はこうした見通しを後退させた」と指摘。金は前日1244.67ドルと、昨年11月11日以来の高値を付けたこともあって、投資家らは慎重な見方に転じ、利食い売りに出たと分析した。一方で金は米欧の政治リスクの高まりによる安全資産への逃避を狙った買いで、昨年12月半ばの安値からは約10%上昇している。ドイツの2016年貿易黒字が過去最高を記録したことも、政治リスクへの懸念を一層強めた。トランプ米政権の通商戦略顧問が先週、「大幅に過小評価された」ユーロによりドイツが交易上の恩恵を受けていると批判したことで、米独間の対立の構図が整った格好だ。独コメルツバンクはリポートで、「貿易・通貨戦争への懸念が裏付けられた形で、金への高水準の需要は続きそうだ」と予想した。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有高が6営業日連続で増加していることも、相場を下支え。INGのハムザ・カーン氏は、「商品相場高や政治的な不透明感の大きさを踏まえれば、金は比較的割安とみている」と語った。東京貴金属の金相場は7営業日続伸。終値は、中心限月12月先ぎりが前日比23円高の4460円、ほかが21~25円高。日中立ち会いは、前日のニューヨーク金先物相場が欧米情勢の先行き不透明感を背景に上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行して始まった。その後、取引中のNY金が水準をやや切り上げたほか、円相場が引き緩んだことから、上げ幅を拡大した。東京ゴールドスポット100は、22円高の4466円。銀は小動き。終値は、変わらず~40銭高。白金は続伸。NY高を映し高寄りした後、円の軟化などを眺めて水準を切り上げ、12月先ぎりが30円高の3659円、ほかが25~30円高で終了した。パラジウムは期先・期中が8月きりの1円安を除き、26~60円高で大引けた。