金 4,910円 (-31)

プラチナ 3,771円 (-51)

3/11、ニューヨーク市場の金相場はドル高や原油高、株高を背景に1%下落した。序盤には一時、13カ月ぶりの高値を付けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は10日、資産購入やマイナス金利の拡大を含む金融政策を発表。一方、今後の追加緩和はないと示唆した。現物は一時、1オンス=1282.51ドルと、2015年2月3日以来の高値を付けた。その後は売られ、午後2時27分(1927GMT)時点では1%安の1259.01ドル。ドルの対ユーロ相場が3週間ぶりの安値から反発したことが売り材料になった。金相場は先週、3%高。今週はほぼ変わらずの水準にある。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の先物4月きりは清算値が1.1%安の1259.40ドル。序盤に1287.80ドルまで上昇した。次に市場が注目するのは15~16日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)。FRBは昨年12月、約10年ぶりに利上げに踏み切った。ETFセキュリティーズのアナリスト、マーティン・アーノルド氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置けば、金は短期的なリスク回避姿勢の後退を背景に売られる可能性があると指摘。「長期的には金は1200ドルを上回る水準、つまり1250ドル前後にとどまる可能性があるが、1300ドルは強力な上値抵抗線になる」と話した。金の支援材料では。10日時点で世界最大の金上場投資信託SPDRゴールド・トラストの金保有高は2568万オンスに増加し、14年8月以来の高水準になった。比較的弱いドル相場や米国の金融政策をめぐる思惑から、金は今年に入り18%以上値上がりした。金は不安定な株式市場、世界経済の減速への懸念を前に、リスクを回避したい投資家の逃避先としての役目を再び帯びてきた。世界最大の金消費国である中国で今週、現物需要が後退。第2位の市場であるインドでは、課税に反対する宝飾業者のストを受けて需要が抑制された。東京貴金属の金相場は大幅続伸。終値は、中心限月2017年2月先ぎりが前日比87円高の4607円、ほかは81~88円高。日中立ち会いは、前日のニューヨーク金先物相場高を受け、買い先行で始まった。その後も、取引中のNY金の堅調地合いや円安に振れる為替相場を眺め、上げ幅を拡大した。東京ゴールドスポット100は86円高の4647円。銀は40銭~1円10銭高。8、10月きりは出合いがなかった。白金は続伸。終値は、17年2月先ぎりが31円高の3589円、ほかは23~33円高。小幅安で寄り付いた後、取引中のNY相場の上昇や円相場の軟化を映し、軒並み切り返した。パラジウムは35~64円高。4月当ぎりは取引が成立しなかった。