金 4,651円 (+73)

プラチナ 4,055円 (+54)

9/16、ニューヨーク市場の金相場は反発し、1%超上昇した。8月の米消費者物価指数(CPI)が予想に反して低下したことで、今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げ決定観測が後退するとの思惑から買いが入った。CPIの予想外の低下を眺め、16、17両日のFOMCを控えて狭い範囲での取引が続いていた相場はレンジを脱し、一時1週間ぶり高値となる1124.30ドルを付けた。BMOキャピタル・マーケッツの非鉄・貴金属取引の責任者、タイ・ウォン氏は「抑制的なCPIを眺め、1100ドル以下の下値トライを見込んでいた投資家が、17日のFOMCの政策決定発表を前に買い戻しに迫られた」との見方を示した。その上で、「(今回のCPIで)FRB(連邦準備制度理事会)が金利を据え置く可能性が徐々に高まってきた」と語った。金現物は米東部時間午後1時57分(1757GMT)時点で、1.3%高の1オンス=1119.70ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)金先物12月きりの清算値は1.5%高の1119.00ドル。サクソバンクの商品調査責任者、オーレ・ハンセン氏は、FOMCでの決定について「三つの選択肢がある」と指摘。「金利据え置き、タカ派的な声明発表、利上げと同時にハト派的な声明発表―だ」と述べた。さらに、「最初の二つは金相場の弱材料となり、最後の一つは不透明感が取り除かれてドルの急伸を抑えるため、相場の持ち直しにつながる可能性がある」と述べた。東京貴金属の金相場は小反発。終値は中心限月2016年8月先ぎりが前日比2円高の4251円、他限月は2月きりの4円安を除き、1~2円高。日中立ち会いは、為替の円安・ドル高を受けてしっかりで始まった。その後は円相場の引き締まりを反映して伸び悩み、一時値を消す場面もあったが、大引けにかけて小締まった。東京ゴールドスポット100の終値は1円高の4265円。銀はまちまちで始まった後も方向感を欠き、1円50銭安~20銭高で終了した。12月きりは約定されなかった。白金は反発。NY高を受けて高寄りした後は、日本時間16日のNY相場の伸び悩みや円の引き締まりを反映し、上げ幅を削った。終値は28~37円高。パラジウムは期先3限月が45~50円高と反発。期近3限月は約定されなかった。